
施工事例 新築
夫婦の暮らしを楽しむ平屋








ミニマルな平屋で豊かな空間を実現
60代以降を夫婦で快適に暮らすために建てた約39㎡・2LDKのコンパクトな平屋です。
敷地は家族4人で暮らす2階建が建っていた30坪の土地。住み慣れた土地を活かすことと、年齢を重ねてからの過ごしやすさを両立させるために思い切って平屋を選択されました。
設計の面ではチャレンジングな物件です。一般的な家づくりでは一間、半間などのモジュールで設計を行いますが、敷地の建ぺい率が40%ということもあり、小さな家ならではの最適解を求めた柔軟な設計となっています。
まず、天井の高さにメリハリをつけることで、広さに対して圧迫感を感じない空間になっています。
個室は3.4畳×2部屋、収納も納戸と個室のクローゼット1つのみとスペースは最小限に。一方でキッチンは省スペースの壁付けではなく、対面を採用するなど、ふだんの過ごしやすさも大切にしました。
照明はキッチンカウンター以外、すべてダウンライトを採用。洗面台はあえてバスルームに設置するといった選択は「掃除の負担を減らしたい」というご要望に応えたものです。
将来的に断熱性能等級が引き上げられるのを見越し、屋根や壁にZEH水準の断熱を採用。個室の引き戸を開けることでリビングからの風が通るため、エアコン1つで過ごせる家となっています。
竣工
2025年8月
家族構成
夫婦2人
設計
宮地亘設計事務所
大工棟梁
大竹 利雄
規模